おはようございます。
昨年のパリの同時テロ事件に続いて、またベルギー・ブリュッセルでテロ事件が発生しました。
ブリュッセルに住むベルギー人の知人にも連絡を取りましたが、現在も街は混乱しているようです。
ソフトターゲットと言われる、警備が手薄な場所で一般人を標的にした無差別事件です。
数多くの人々が犠牲となっており、イスラム国が既に犯行声明を出していますが決して許されることの無い卑劣な蛮行です。
被害者の心情を慮る事はもちろんですが、激情に駆られて非難、大騒ぎする前に事件の背景を考える事も必要ではないでしょうか。
犯人は長年、移民を含めて全ての人に等しく人権を保障したEUという世界の中で肩身の狭い思いをして差別を受けてきた人たちです。
「移民を寛容に受け入れる」
とは非常に聞こえの良い言葉ですが、実際に現場で自分の生活が密接に関わる中で実行するのは想像以上に困難だと言えます。
またマイノリティ(少数派)とは、数が増えればあっという間にマジョリティ(多数派)になってしまう事にも注意が必要です。
マイノリティ(少数派)になる事を選ぶ事と、意思に関わらずマイノリティ(少数派)になってしまう(追い込まれる)事とは同じ境遇でも大きな違いがあるのです。
歴史的に、そして今現在もアメリカ合衆国大統領選挙でも話題に上っています。
人々にはその場の感情だけではなく、冷静に未来を展望し判断して欲しいものです。
事件で亡くなった方の冥福を、この場でお祈りします。
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マエソン (日曜日, 27 3月 2016 01:51)
イスラム国は2万人でしたっけ?
かつての秀吉軍ぐらいあります。お〜〜〜怖っ
まだまだ増え続けるのかなぁ
管理人 (火曜日, 29 3月 2016 13:58)
こんにちは。
イスラム国の様にになってしまう、言い換えれば少数派になってしまう恐怖や遂に少数派になった時に果たして他者に寛容でいられるかと言う問いは世界の誰しもが己の心に投げかけて然るべき命題だと思います。
本当に、日本もいつまでも対岸の火事と思ってはいられませんね。