価値、勝ち?

おはようございます。

 

昨夜の雨もすっかり上がり、今朝からは気持ちの良い晴れ間が広がっています。

桜の開花もそこかしこで見る事ができますね、数日前に一眼レフカメラを構えた初老の方が位置を微妙に変えながら何度も撮影しているのをしばらく興味深く眺めていました。

 

写真撮影機能付きの携帯電話が発売されてから何年になるでしょうか。

今やスマートフォンが出回り、手軽に誰でも写真を楽しみ、気に入らない写真なら撮り直し・・・といった事も簡単になりました。

現代の様に誰もが写真を楽しめる時代だからこそ、バシバシ撮りまくるスマホの写真ではなくじっくり被写体を見てアングルも何度も調整して撮影するいわば”アナログ”の写真にこそ価値があるのではないかと感じるのです。

 

このように書くと懐古主義のように聞こえますが、どうしても今のスマホで撮って、すぐにアップロード、そして他人の評価を期待するという一連の流れには違和感を感じます。

他人の”いいね”などを期待して撮る写真は、もはやレンズの向こうに存在する被写体に対する評価ではなく”それを撮影する状況にあるワタシ”に対する評価を期待しているのです。

この意味では、写真単体には何の価値もありません。

 

だから一眼レフを懸命に覗き込み、後でああ、これは失敗やったなァ・・・などと呟いている人を見ると無性に安心します。

こんな事をつらつらと書いていますが、実はまだ若いんですよ、ボクは(笑)

 

先日書いた大相撲の話にも触れなければ・・・春場所は横綱・白鵬の36回目の優勝で幕を閉じました。

千秋楽の日馬富士戦の立ち合いで変化気味に立った事が物議を醸しています。

ボクは勝ちに拘る横綱の執念には賛辞を送りたいですね、だって横綱ならあんな立ち合いを千秋楽の大一番にすればどんな事を言われるか既に分かっているはずです。でも、白鵬関は行動しました。そして勝ったのです。

その”勝ち”には当然価値はあるでしょう。

もっとも、”横綱の価値”という話は、また別の次元の問題ですが。

 

またお会いしましょう。