「話す」

おはようございます。

 

やや天気は回復してきたでしょうか。

依然として雲が広がっていますが、明日には晴天が臨めそうです。

 

今朝の新聞で、全国学力テストにおいて中学3年生時に英語の「話す」技能を測る試験が導入の見通しとの記事を目にしました。

「話す」という事は、非常に奥が深く、そして本来エネルギーを使う作業です。

母国語の枠内ではその真意を感じる事は、少ないかもしれません。しかし、自分の言葉で意見を主張し、議論し、伝える事は想像以上に難しいと思います。

 

英語(もちろん他の外国語も)での言語としての働きは、日本語に慣れた日本人にとって少し違和感が残るもので相手との意思疎通のシステムそのものに違いがあると考えられます。

簡単に言うならば、日本語を頭の中で英訳して口で発するだけでは英語を真に「話している」状態とは言えないでしょう。

 

偉そうな事は言えませんが、「話す」技能の試験には試験をする教師側にも十分な準備が求められます。生徒には、自分に自信を持って、間違えて当たりまえですから恥ずかしがらずに自由に英語を使って欲しいですね。

英語で伝える事は難しい事ですが、それだけに成功した時の快感は喜びに繋がります。

 

補足)日本語を外国語を対比した興味深い一冊です。

日本語の外へ 片岡義男著