眠れる名画

こんにちは。

 

昨日から今日にかけて、夏に戻ったかのような気温と日差しです。

秋の訪れと言うか、夏に舞い戻った感じですね。紅葉などは、感覚的にはまだまだ遠いようなこの頃。

 

謎に満ちた国、イラン。

中東で、常に戦争をしているという印象をお持ちの方もいらっしゃるのでは?

資源も豊富で、人口も多い大国でありながら国際社会からクローズアップされるのはいつもアメリカを始めとする西欧と対立している国という印象です。

 

昨年7月、核開発の縮小に合意した事をきっかけに米欧はイランに対する経済制裁を解除しました。

経済面だけではなく、注目されているのが首都テヘラン現代美術館の地下倉庫で40年近くも眠っていた名画です。

当時の王妃が潤沢な資金でコレクションを増やしたのですが、その後のイスラム革命をきっかけに今に至るまで展示される事はありませんでした。

お蔵入りしていた約1500点の時価総額はなんと3000億円。

何と表現したら良いのか分かりませんが、まるで化石を発見したかの様です。もしくは熟成させたワインか(笑)

 

物事の経緯はともかく、素晴らしい作品群が人々の目に触れる事は良いことです。

40年前のイランの王妃にも思いを馳せつつ、名画を堪能したいですね。